父親がサラ金で借金をしていた
日本では、カジノは認められていませんが、常習性のある複数種類のギャンブルがあります。
自分はギャンブルにはまったく興味はないのですが、実の父親は大のギャンブル好きでした。 父親が週末にやっていたのが競馬とパチンコです。
父親は自営業で仕事をしていたのですが、日曜日は休みと決めて、その日は必ずと言ってよいほど、競馬かパチンコのどちらかをしていました。 母親は、公務員で区役所に勤めていました。 うちの家計は、実質的には母親の給料で成り立っていました。
あるとき、ギャンブルが原因で父親がサラ金に手を出していたことが発覚をしました。 返済の催促の郵便物が自宅に届いたのを、母親が偶然発見をしたからです。 サラ金の借金のことで、夫婦喧嘩が起きました。
母親が返済を行って助けた
当時、自分はまだ小学校の高学年だったのですが、両親は離婚してしまうのではと本気で心配をしました。
サラ金がきっかけで、自分も父親のことが大嫌いになりました。 ろくに稼ぎもせずにギャンブルで借金を作るなんて、と子供ながら思いました。
結局、父親が作った借金は、公務員である母親が代わりに支払いました。 たぶん、もし子供である自分がいなかったら、両親は分かれていたと思います。
母親は、離婚して片親になったら子供がかわいそうだと思い、離婚をしなかったのでしょう。 子はカスガイといいますが、まさにその通りだったと思います。
今現在は、父親はギャンブルから足を洗いました。 ギャンブルをしてもお金と時間の無駄だという事に気づいたようです。
昔のサラ金は金利が高かったので、もし母親が公務員でなかったなら、父親は返済不能となっていたかもしれません。 父親は今でも「かあさんには助けられた」とよく言っています。
父親自身もサラ金から借金をしたことは、かなりまずかったと思っていたようです。